御朱印ライド Vol.16…片岡神社ほか

2021年1月1日

「ラーメン食べたい…ラーメン食べたい…ラーメン!」
頭の中で「きゃりーぱみゅぱみゅ」が叫んでいる。

真夏の御朱印ライド…途中で無性にラーメンが食べたくなり、御朱印ライド兼ラーメンライドになってしまった。
まあ、それもまた良きかな…。

いつものように、朝食を準備して家を後にしたのは午前7時頃。
もう日差しは容赦なく照りつけてしまっている。

宇津ノ谷峠の入り口に着いたのは出発してから一時間後。
峠というより丘と言ってもよいほどのあまりパンチのない峠だが、腹回りが一段とふくよかになってしまった私には往路の鬼門だ。

ヒイコラ言って坂を上り、下った先の焼津・藤枝・島田に広がる志太平野を走る。
公園を見つけては水を補給し、コンビニではエネルギーとなる甘い物を補給…。
とにかく、この時期はいかに熱中症にならずに走るかが肝。特に水場の確保は生命線だ。

出発してからほぼ三時間経過した10時過ぎに目的地の「片岡神社」に到着。

本殿とその奥にある「星宮神社」にお詣りをし、神主さんに御朱印を書いていただく。

昨年の11月に訪問した際は御朱印を頂けず「また今度…」と相成ったが、今回は直書きの御朱印をいただけた。これもまたご縁だろう。

境内て持参したおにぎりを食べて一休みしてから焼津へと向かう。

大井川を渡り、強めの追い風に背中を押されながら走っていると、「ラーメン食べたい…」の声がエンドレスで響き出す。

こうなったらイタ飯も海鮮丼も目に入らない。
もうラーメン一筋…頭の中はラーメンのみ。

焼津市下小田で「坦坦」という街中華を見つけ躊躇無くお店に入る。

「坦坦」というお店だけに担々麺がオススメなのだろうが、体が火照っていることもあって辛いものは遠慮したい気持ちが強く、店のおかみさんオススメの「塩もやしラーメン」を注文する。

汗をかいた体にさっぱりとした塩味のスープが食をそそり、細めの麺が疲れた胃に優しく収まる。

おいしかったです。

「きゃりーぱみゅぱみゅ」は消え腹も満たされ、強まった追い風に背中を押されながら焼津港を右手に見て次なる目的地の「船玉浦神社」に向かう。

追い風というのは風に押してもらっているので体力的には楽だが、風と同じ速度で移動することもあって、移動体である私の周りは無風となってしまう。
お昼を回って一段と強くなった日差しのおかげで暑くてたまらない…。

余りの暑さに音を上げ、途中の「深層水ミュージアム」で火照った体を冷やす。

ここでは汲み上げた深層水を購入できる。しかし、購入の最低単位が10リットルなどと量が多く、ボトルに脱塩した深層水を詰めてサイクリングしたいという思いをあっけなく打ち砕いてくれる。
できれば1リットル単位もしくはペットボトルなどでも販売してほしい。

水を購入できなかった腹いせではないが、ウォーターサーバーの水をがぶ飲みして十分に体を冷やし、そのあとは目と鼻の先に鎮座する「船玉浦神社」でお詣りををする。
そして、更にそこから200メートル市街地寄りの「青木神社」で手を合わせる。

さらに、「西宮神社」を訪問する。

この三社はこの7月から御朱印の配布を始め、御朱印は「西宮神社」近くの「KURISANCHI」という雑貨屋さんで拝受できる。

これで本日のミッションは完了。
追い風に乗って復路の鬼門「大崩海岸」を越え自宅へと戻る。

猛暑日に近い気温の中100キロ近いサイクリングで、出かける前は「へろへろになるだろう…」と思っていた。
しかし、復路の強めの追い風に助けられ思ったほど疲れず帰り着くことができたのはラッキーだった。

走行距離…96.92km 活動時間(休憩含む)…7時間13分