静岡街中ポタリング

静岡市の中心部に用事があり、春の気配を探しに出かけてみた。

清水の街中を貫く「巴川」を上流方向に走りながら、盛りを迎えた菜の花に彩られた護岸で春を感じる。

平日の午前ということもあって、車通りの多い道の左端を緊張感を伴いながら走り、静岡の中心部で早々に用事を済ませ駿府城公園に向かう。

お堀沿いの桜(ソメイヨシノではない)は満開に違い咲きっぷりで、つい10日ほど前にサイクリングに行った時とは段違いの春の気配を視覚でも味わえる。

静岡県は今年になってからの緊急事態宣言が発出されなかったこともあってか、駿府城公園の人出は平日にしては多い。
県からは依然として「外出の自粛」をアナウンスしているが、「暖かくなり桜も咲いて…」となると外出するなというのも難しい。
一人一人の意識の問題…とはいうものの、それだけに頼りきるのもどうかと思わずにはいられなかった。

高齢の夫婦が散歩したり子どもたちの歓声が聞こえたるする駿府城公園を後にし、自宅へとハンドルを向ける。

静鉄、そして全国的にも珍しい新幹線が地面と同じ高さで走り抜ける線路の脇を走り、草薙のスターバックスに立ち寄る。
レーパン・ジャージの出で立ちではなかなか立ち寄りがたく、本当にひさびさのスタバだ。

転職してからというもの休みの日はゴロゴロして過ごすことが多く、却ってだるくなってしまいその体の重さをを翌日まで引きずってしまっていた。
多少の疲れはあっても、外に出かけ疲れすぎない程度に運動する方が体にも心にもいい。
スタバでのんびりとコーヒーを飲みながら、仕事や介護のストレスが和らいで行くのを実感した。

さて、明日からまた自転車を一日に何台も組んだり修理をしたりの日々が始まる。
外の気温と歩調を合わせるように、私の懐も温かくするために頑張らねば…。