さよならパンダ

今月の初旬頃…正確には11日までは車の車検などと言っていたのだが、この10月末でパンダを手放すことにした。

手放す原因となったのはやはり膝。
痛みがある…ぐらつきがある…というのは以前からだったのだが、ここに来て膝の引っかかりがひどくなってしまった。

自転車を漕ぐような大きな動作ならさほど問題はないのだが、足を伸ばしてのアクセルとブレーキの踏み換えの際に、膝が「コキッ」となって引っかかると同時に刺すような痛みが走るようになってしまったのである。

そんな状態なのでブレーキを踏むタイミングが遅れ何度か事故を起こしそうになり、これじゃあ危ないと長年乗ったパンダを手放す決心に至ったのだ。

パンダがオートマ(ツーペダル)であれば左足操作に改造する事で乗り続けられたのだけど、マニュアルミッションであるが故乗り続けることは叶わなかった。

2015年のクリスマスに納車され約7年間。
足が悪かったり親の介護があったりで遠距離のドライブなどはしなかったため、総走行距離は2万キロにも満たなかった。

これといった思い出も思い入れも無い車ではあったが、買い取り業者に引き取られ、いつも止めてあった場所が空っぽになってしまうと何とも言えない寂しさがこみ上げてくる。

買い取られた業者は整備の上、自社で再販するという。
いくらの値札が付くのかは私が関知する事ではないが、せめて私以上に大切にしてくれる人の手に渡って欲しい。

なお、購入から手放した日までに掛かった費用は購入代金を含めて417万円。
車の購入代金が250万円、諸費用などが50万円の合計300万円だから、車検・ガソリン代・保険料などで117万円ほど掛かったことになる。
買い取り金額は140万円ほどなので、実質の維持費は車の減価償却を含んで277万円ほど。
所有年数で割ると1年あたり約40万の出費となる。

走行距離が少ないこと、身体障害者による自動車税の減免、それと一軒家住まいのため駐車料は掛からないこともあって7年ほどでこの維持費となったが、毎日の通勤などで車を使ったり有料の駐車場を借りているとなれば、10万や20万は軽く上乗せされるだろう。

いやはや…生活に必要な物とはいえ高いものだ…。
しばらくは車のない生活を満喫しよう。