土日サイクリング

自家用車を処分し落ち込むだろうと思っていたが意外にもサバサバした晴れた気持ちでいる。
無くなったら無くなったで、結構何とか生活できるということが分かったからかもしれない。

そんなスッキリした気持ちを自ら体現するかのように、この土日はすがすがしい秋空の下自転車を走らせてきた。

今回の相棒はキャノンデールのCAAD5。
去年の7月にヤフオクで落とし岐阜まで取りに行った自転車だ。

しばらく乗っていなかったこともあって、折角のGRAND PRIX 5000にはひびが入りシフトの操作も異音がしたり重かったり…やはり自転車は定期的に手を掛けなければならないと反省する。

土曜日は海岸線を西に向かい、安倍川河口から上流に向けて走る。

先月末の台風15号の爪痕が残る河川敷グランドは砂利で埋まり簡易トイレはあらぬところに転がっている。
特に下流域の損害は大きいようで、散歩をしていた人の話では全くのお手上げ状態となっているとのこと。

私が住む地域でも水害の被害が大きくいまだに2階で暮らしている人もいるくらいだ。

自然災害であるからある程度仕方ない面もあるとはいえ、数日間にわたる断水やなかなか進まない災害ゴミの撤去など、人災ではないか…という行政に対する不満も多く聞こえてくる。

そんなことをぼんやりと考えながらぐるっと一周し地元に戻る。
穏やかな水面を見せて流れる巴川も先日の台風では流域に大きな被害をもたらした。
自然を侮ることはできない。

日曜日は昨日と一変して東に向けて走る。

残念なことに私の今の膝and体重では北の山がちな方面に走ることは無理。
どうしても東に行くか西に行くかの二択となってしまう。

由比の街を通り旧国一を進んで富士川へ…いつもの道だがいつもの道だけに自分の体調がよくわかる。

あ~ぁ…体力が落ちたなぁ…体が重いなぁ…って実感させられる。

歳と共に基礎代謝は低下し腹周りの肉は落ちることを忘れ去り「つく」事の方が得意になる。
膝のことを考えれば何とか痩せなきゃと思うものの、体重計の数字はすこしづつ数を増している。

「トラック一杯の薬より一台の自転車」本当かねぇ…。