風速10メートル サイクリング

懲りもせず、今日もサイクリングに出かける私…
あいにく、風速10メートルの強風…それも向かい風の中を走る「つらーい」サイクリングになってしまった。

日々その数を更新している「新型コロナ」の感染者。
その影響もあってか、行き交う車も人も日曜日とは思えないほど少ない。
正直なところ、サイクリングですら出かけるのも気が引けてしまうが、ただ座しているだけでは体力が落ちてしまうこともあり、短時間・低強度の予定で出かけてみた。

今年の秋で56歳となる私…。
残念というか悔しいというか、目に見えて体力の低下を実感する。

若かりし頃…といっても4~5年前ほど前までは、一日に70キロから80キロ走るサイクリングを毎日続けても翌日にその疲れを引きずることはあまりなかった。
しかし、この1~2年は毎日サイクリングをすることはできなくなると同時に、70キロ近い距離を走るのも以前より時間を要するようになってしまった。

私の場合、10年ほど前の交通事故以来、2年おきに手術のため入退院を繰り返していることもあって、体力の低下は他の人に比べ甚だしく進んでいると思うが、それにしても日々生活をしている中でも「疲れたなぁ…」と感じる時が多くなると、えも言われないショックを感じてしまう。

まあ、これが齢をとるということなのだろうが、90を超える父親や母親が感じる寂しさの一端を50余の年齢で垣間見てしまうのはやはり寂しい。

そんなことを考えながらペダルを回していたら思いのほか距離を稼いでしまい、田子の浦港まで来てしまった。
ここまで気づかなかったが、10メートル近い追い風に背中を押されていたようだ…。

行きはよいよい帰りは恐い…
ここから自宅までひたすら向かい風の中を走らなければならない。

短時間・低強度のつもりが、時速20キロで心拍数158平均…
こりゃぁトレーニングだ…

這う這うの体で家に帰りついたのは出発から3時間後…
不要不急のトレーニングになってしまった。