御朱印ライド Vol.13…佐野原神社 他

緊急事態宣言が解除されたとたんに感染者が増え始めてしまった新型コロナ。
凡人は新しい生活様式を守りながらただただ罹患しないよう祈る事しかできないのか…。

というわけで、「疫病退散」の特別御朱印を配布をしている裾野の「佐野原神社」に行ってきた。

両親の朝食を用意して出かけるとなると、いくら頑張っても6時過ぎの出発になってしまう。
遠乗りをする場合、できるだけ早い時間に家を出て、混雑する前に市街地を抜けてしまいたいのだが、なかなかうまくいかない…。

今日も富士市街地で通勤の混雑につかまってしまい、出だしからストレスが多い走りを強いられてしまう。

富士山も雲の笠をかぶり明日の雨を予感させる。

できるだけ車との交錯を避けるため裏道裏道をたどって距離を稼ぎ、家を後にしてから2時間ほどで沼津の市街地に入る。
ここからも裏道をたどって走るが、夏のような日差しと、それに伴ってぐんぐんと上昇する気温が、暑さに慣れていない身体から体力を奪い、なかなか距離を稼げない。

事前に調べておいた水場で水を補給しながら進む。
とにかくこの時期は水を絶やさないようにするのが肝要。
特に急に暑くなった日は意識して水を飲まないと熱中症になってしまう。
コンビニでの休憩も併せ、3時間ほどで第一目的地の「平松八幡宮」に到着。

ここは「佐野原神社」のすぐ裏にあり、御朱印は「佐野原神社」で拝受することができる。

こじんまりとした境内ではあるが、きれいに整備されていてとても居心地の良い神社だ。

パンパンと柏手を打ってお祈りを済まし、JR御殿場線の線路を渡って「佐野原神社」に向かう。

こちらもきれいに手入れがされている境内が気持ちいい。
気持ちのいい神社は本当に心が洗われるような気がする。

新型コロナの影響で手水所が使えなかったり鈴を鳴らすことができないが、時期が時期だけに仕方ない。
狛犬もマスクをしており、コロナへの意識の高さを感じられる。

汗をかきかきここまで来たのだから「疫病退散」の特別御朱印を拝受する。

正直な事を言えば、普通の御朱印に比べ初穂料が割高なので迷ったのだが、どの神社に詣でたとしても私が貢献できるのは初穂料ぐらい。
これくらい頑張らなくていつ頑張るのか…

5分ほど待ったのち、無事に特別御朱印を拝受する。

さて、ここからは沼津に向けてダラダラとした坂を下るだけ…お安い御用…。
と言いたかったのだが、選択した道が意外にも道幅が狭いわりに交通量が多いうえ信号も多く、気を遣う走りに終始させられる。

「佐野原神社」を出てから約1時間ほどで沼津の漁港に到着。
ここからは堤防の上を走る。

沼津から富士方向に向かう場合、堤防上のサイクリングロードを走るのが一番安全なのだが、10キロ近い距離の間、左は太平洋・右は松林と全く景色が変わらず単調な走りを強いられてしまう。
何度も通っているのでちょっと食傷気味…。

途中で堤防を降り一般道に合流する。
サイクリングロードに比べ交通事故のリスクは増してしまうが、程よい緊張感があることもあって、修行のようなサイクリングロードよりサイクリングのモチベーションはアップする。

元吉原の辺りでちょうどお昼。
ここまで、コンビニの饅頭や菓子でお腹を満たしてきたが、本格的な食事をしないとならない。

選んだのはJR田子の浦駅前にある「スーパーオカムラ」
ここは海鮮のお弁当で有名なスーパー。
いつ来てもお客さんが絶えることなくお弁当を買い求めている。

本日選んだのは「生しらす丼」
量は決して多いとは言えないが、これで398円は超お買い得。

まるで蒸発するかのように私の腹に収まった。

さて、ここからは走り慣れた道をたどって家に戻るのみ。
海岸線を行くか街中を抜けるか…

お昼前から強くなってきた西風をまともに正面から受ける海岸線はパスして、富士の市街地を西に向かう。

途中、由比のコンビニで休憩し、この時期にしか手に入れることができない由比のビワを購入して家に到着したのは午後2時過ぎ。
総走行距離118キロ…総行動時間は約8時間。
思い切り日焼けをしたサイクリングだった。