御朱印ライド Vol.14…静岡浅間神社ほか

2020年7月13日

連日の雨…雨…雨…おひさまを拝んだのは何日ぶりだろうか…。

まるで梅雨が明けたかのような日差しとなった日曜日、医者からサイクリングの許可が出たこともあって地元の神社数社に御朱印をいただきに出掛けてみた。

久々のサイクリングで心踊る…というより、この連日の間に起こった嫌な事に対して、神頼みをしたくなった…というのが本当のところだ…。

日頃、三本ローラーで酷使している「ラレー」を本日のお供として、旧東海道を走り出す。

インナー縛り、心拍数も140を超えない数値で走ることもあって、いつもなら見逃してしまうであろう「森の石松」の仇討ちの場所なる供養塔などをゆっくり見ながらペダルを踏む。

まるで、地方ローカル局の旅番組のようにのんびりと進む。
なんとものどかだ…

道に迷い迷い、最初の目的地「先宮神社」についたのは家を出て1時間ほど経ってから。
10キロちょいの距離を1時間もかけて走ってきたことになる。

滴り落ちる汗を拭い拭いお参りを済ませ、御朱印を頂こうかと思ったのだが、あいにく神主さんは地鎮祭にお出かけになったとのことで御朱印は拝受できず…。
まあ、こんなこともあろう…今日は縁が無かったものと思い、日を改めて出直すことにする。

次に向かったのは「安東熊野神社」

静岡市の城東地区…まさしく駿府城の東に位置する場所にこんもりとした杜がある。
そこが目指す熊野神社だ。
「先宮神社」からはものの5分も掛からず到着。

神主さんが参拝の準備をしている脇で、柏手を打ってお参りをする。
この神社にも「疫病退散」の幟がある。
何はさておき、このコロナ禍が一日でも終息するのを願いたい。

気が早い?セミの鳴き声を聞き、やぶ蚊にむき出しの足を刺されながら、神主さんの仕事が終わるのを待って御朱印をお願いする。

幸いにも直書きの御朱印を受け取ることができ、「先宮神社」で御朱印がいただけなかった残念な気持ちが消散する。現金なものだ…。

30分近く「熊野神社」で時間を費やしてしまったのは想定外だったが、無事に御朱印を拝受し、次の目的地である駿河国総社の「静岡浅間神社」へ「長谷通り」という門前道を軽やかに走り抜ける。

地元では「おせんげんさん」として呼ばれ親しまれる神社で、神部神社・浅間神社及び大歳御祖神社の三社を総称して「静岡浅間神社」と言うとのことだ。

初詣はもちろん七五三や初宮参りなどいつもにぎわっているが、首都圏でのコロナ再燃の影響もあってか人出は多くない。

今日は神部神社と浅間神社、八千戈神社(やちほこじんじゃ)をお参りし、大歳御祖神社を加えた四社は後日改めてお参りすることにした。

まずは神部神社と浅間神社でお参りを済ませる。
その後、八千戈神社に移動してこれから先の開運をお願いする。

御朱印は社務所にて拝受することができ、総称である「静岡浅間神社」の御朱印のほか境内に七社ある神社の御朱印をお書きいただける。
今日はお参りした神社のみお願いをして「おせんげんさん」を後にする。

次に向かったのは「静岡天満宮」
ここは道真公のご次男景行公の配流先で、菅原家と直接結びついている特異な神社だそうだ。

受験の時期になると多くの学生たちで大賑わいとなりいかにも学問の神様という風情だが、この時期はビルの谷間でひっそりとしている。

御朱印を書いていただいている間、境内にある「臥牛」を撫で「夢が叶うように…」とお願いする。
50歳をゆうに過ぎても夢は持っていたいし叶えたい。

さて、静岡天満宮からは静岡市街地を南下して海沿いに出る。
時間があれば「久能山東照宮」も参拝したいと思ったのだが「昼までに戻る」と言って出てきた手前、門前をスルーして自宅へと戻る。

体調を崩してから1か月余り…体調を気にしてゴロゴロしていたこともあって、体力の低下は予想以上。
これまで積み上げてきた体力の貯金は一気に無くなり泣きたい気分になる…。
また改めて鍛えなおせばいいだけだが、この歳ではどこまで戻せるのかあまり自信が無い。

まあ、そう落ち込まず「新しい生活習慣」ならぬ「新しい生き方」をすればいいと思えば、少しは気持ちも晴れはするが…。

本日の走行距離…約35キロ リハビリとしてはよく走った。