TRUVATIVクランク・BBを整備する
夏休み三日目…。
久しぶりにサイクリングに行く予定でいたのだが、明け方から腹の調子が悪くなりとてもサイクリングどころではなくなってしまった。
好事魔多しとはこのことか…
腹の調子が落ち着いたところで、先日入手した「CAAD5」のクランクとBB周りを中心に整備を行い、状態の確認と共に乗り出すことができるようにしてみた。
付いているクランクは「TRUVATIV(トラバルティブ)」というメーカーのISIS規格のもの。
これまで一度も触った事がない規格なので、事前にしっかりと調べ、専用工具も準備して作業に臨む。
まずはクランクを止めているキャップボルトを8mmの六角キーで外す。
結構固く締まっているため、事前に潤滑剤を塗布しておいた方が良いだろう。
キャップボルトが外れたらIce Toolsのクランクツールでクランクを外す。
クランクが外れたらBBをシマノのXTR BB用工具『TL-UN96-A』を使ってBBを壊さないように慎重に外す。
こちらも固く締まっているので、工具にパイプを差し込んでしっかりと力が掛かるように作業をする。
加えて、過去に整備した際にBBを一部傷つけている様子なため、工具をしっかり嵌合させて慎重に弛める。
結構苦心したが問題なく外れ、フレームのねじ部を確認する。
ネジは痛んでいないようだ。
ここまで分解したら、フレームをバリアスコートでコーティングしがてらフレームの状態を確認する。
使っていた痕跡はところどころにあるが、予測以上に状態が良いフレームで安心した。
さて、ここからは折り返し。
外した部品を取り付ける。
まずはBB。
BBとフレーム各々のねじ部にしっかりとグリスを塗り、BBを取り付ける。
右ワン・スペーサー・Oリング・左ワンの順番。
まずは左ワンを半分程度までねじ込んだら右ワンをねじ込み強力に締め付ける(逆ネジ)。
そうしたら先ほど途中までねじ込んだ左ワンをシャフトの回転が鈍くならない程度にキツく締める。
あとは、クランクをキャップボルトで緩まないようにしっかりと締めて完了。
これで安心して乗り出しできるが、最後の仕上げとしてポジョンの調整が必要。
だいたいの位置は調整してあるものの、やはり乗ってみないとわからない。
というわけで、外に走り出したいがそこは体調を鑑みて自重し、三本ローラーで微調整。
いやいや、10年以上のバイクではあるが、軽くて乗りやすい。
スチールバイクばかり乗ってきたので意識してこなかったが、やはり軽さは正義だ。
今度はカーボンバイクが欲しくなっちゃった…。
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは
BBって種類が多くてほんと嫌になりますよね。(T_T)
しかも外すのに苦労する事が多いイメージです。
無事に脱着できて良かったです。
次はカーボンバイクをゲットですね(笑)
あと、お大事に。
しげさん、コメントありがとうございます。
昔はスクエアテーパーばかりだったので、カンパであれシマノであれ作業の肝はおおよそ同じだったのですが、オクタリンク・ISISと来てBB30・ホローテック・プレスフィットに至って、何が何やらわからず、趣味の範囲では触った事すらない規格が増え、事前の予習無しでは触れなくなってしまいました。
今回も色々と調べ、事前準備を万全にして臨んだので、不具合無く作業を終えられましたが、行き当たりばったりではたぶんBBを壊していたでしょう。
まあ、事無く終えられて良かったです。
やはり軽いバイクはイイですね。
以前一度カーボンバイクを所有したことがあったのですが、その時はスチールバイクに乗り慣れた体では上手く走らせる事ができず、早々に処分してしまいましたが、また欲しくなっちゃいました。
とは言え、財政的に買えませんけど…。