緑内障になってしまいました。

先月の末に受けた日帰りの人間ドックで目の検査項目での異常を指摘され、ここ数十年縁のなかった眼科医に行ったところ「緑内障です」と診断されてしまった。

現在の自転車修理を生業とする前はWebサイトの作成やプログラミングなどをしており、年がら年中モニターを見続ける目に負担を強いる生活を送っていた。

必ずしもそんな生活が影響を与えたとは言わないが、10年以上前から急激に老眼が進み、モニターを見続けた後の目のカスミや涙目・疲れ目・昼夜の見え方の違いに悩まされていた。
転職して自転車の整備を行うようになってからは、以前のような目の症状に悩まされることは少なくなったものの、近くの物を見る際、よく見える場所を探すように顔を前後左右に動かしている自分の姿に気が付いていた。

「何だか目が見にくいなぁ…老眼が進んだか…」と思っていたが、まさか自分が緑内障になるなど夢にも思っていなかった。

緑内障…
視神経が障害され視野が狭くなったり部分的に見えなくなってしまう、中年以降にはよくある目の病気だ。

眼圧が高くなるのがその原因と言われているが、私の場合は眼圧は正常。
眼圧以外にも緑内障になる原因はあるのだろう。

運悪く私の緑内障は両目に発症。
右目の神経は眼底の神経の一部が薄くなっているが、左目についてはほぼ全面が薄くなっている。

視野の欠損はさほど多くはないが、左目の一部に欠損が見られるという常態。

正直言って日常生活に過大な影響があるわけではないが、見えにくさがあって生活に差し障りがあるのは事実。
これで「初期症状」とは恐ろしい。

緑内障で障害を受けてしまった神経は元に戻ることがなく、目の悪い状態は現状維持か悪くなるだけ。
昔は手術をしなければ失明一直線だったそうだが、現在は目薬をさすことで病状の悪化を抑えることができるとのこと。

ただ、それも生涯に渡りさし続ける必要がある。

医者からは緑内障に関するリーフレットなど一式を渡され、「いいですか、しっかりと治療を続けましょう…」とくぎを刺され病院を後にした。

今すぐに目が見えなくなるわけでもないし、必ずしも将来失明するわけでもない。
ただ、今の医療においては「不治の病」であるものになってしまったことに少なからぬショックを受けたことは隠せない。

とは言え、症状は結構厳しいものはあるものの初期状態の段階で見つかり、治療を開始できたのはラッキーだったと捉えることができる。

もしかしたらもっと早く見つかったかもしれないという後悔がある事は確かだが、50を過ぎたら目だけに限らず人間ドックだけは受けておいた方がいい。
今更ではあるが肝に銘じておきたい。

 









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Posted by chariketta