御朱印集め

御朱印帳を持ちながら神社に参拝するようになったのが2013年のことだから今年で11年となる。

なぜ始めたのか?…今となってはそのきっかけを思い出すすべもないが、過去の記録を紐解くと、交通事故後に悪くなる一方の膝を人工関節に置き換えるかどうか悩んでいた時期と重なるから、神仏にでも頼りたくなったのかもしれない。

それ以降、御朱印帳を持って神社にお参りし両手を合わせるのが趣味…というか習いとなった。

これまで何度かの中断があったものの、神社への訪問は自転車で行っていた。

自宅を起点に東は伊豆半島中部。西は掛川まで。
坂を上り汗を流しながら神社にだどりつくと、その杜に包まれた静寂の中で火照った体から汗が引いていくのと相まって厳かな気持ちに包まれたものだ。

昨年の12月に何度目かの膝の手術をして以降、自転車に乗れなくなってしまったことで神社への参拝が遠のいてしまった。
しかし、勢いに任せて車を買ったのを契機にドライブがてら御朱印をいただきに神社に参拝したのがこの8月。

でも…残念ながら自転車で訪問した時のような満足感は全くと言っていいほど感じることはできなかった。
御朱印をいただいた時も「何だかスタンプラリーのよう…」と思える始末。

汗を流し流し苦労して訪問し、その結果として御朱印をいただくのと、車に乗って安楽に訪問するのでは「達成感」は全く異なるのを実感。

どちらが良いとは人によって違うので明言は避けるけど、私にとっての御朱印集めは「自分の足を使ってでの訪問」の方がよっぽど記憶に残り価値がある。

まだまだ迷い悩みの多い私の人生…
神社で手を合わせることで何が変わるのか…たぶん何も変わらない。
でも、厳かな空気の中に身を置き手を合わせることで、気持ちのなかのごちゃごちゃしたものが整理されるような気がするのは確かだ。

自動車で行くのは良いけれど、できればまた自転車で訪問できるようになりたいなぁ…。

 







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Posted by chariketta