ロードスター借りる
ご無沙汰しておりました。
新しい仕事を立ち上げた関係でこちらのブログを書く時間が取れず放置状態となってしまいました。
さて、先日のことですがマイカーのMAZDA2の車検時、ダメもとで「ロードスターを代車として貸してもらえませんか?」と伺ってみたところ、あっさりとOKが出て、一泊二日でロードスターを堪能してきました。

ロードスター
初期型のロードスターが発売されたのは25歳のころでした。
あの当時の若者と違わず私も車好きで、NAロードスターにとても興味を持っていました。
ただ、皆がそうであったようにいつも財布の中は閑古鳥が鳴いており、今のように「残クレ」だとか「大人ローン」などがなかった当時は購入するすべがなく、「マツダレンタカー」だと思う…でロードスターを借りては乗っていた思い出があります。
当時の記憶は薄れてしまって、乗り心地がどうだとかパワーがどうだ、ハンドリングがどうだとかは全く覚えていませんが、運転していて「別に目を三角にして飛ばさなくってイイのだよ…」と車が語り掛けてくる感覚は初期のロードスターも最新のロードスターも同じで、血気盛んな頃はそこに物足りなさを感じていたものが、還暦を過ぎた年になってみると「あぁ…これがいいんだよなぁ…」とハンドルを握りながらにやけてしまいました。

むかし「幸せな家庭を持ち子供に恵まれ、老後はスポーツカーに乗りたいなぁ…」と思っていた若かりし私がいました。
今となってみると幸せな家庭も子供も私の前を素通りし、今は年老いた親を介護しながら新しい仕事に追いまくられ疲れた私がいるのみ。
代車のロードスターで走り出し、親がデイサービスから戻ってくるまでの数時間の間、心地よいエキゾーストノートに身をゆだね山間のワインディングを右に左にハンドルを切ってそれこそ「人馬一体」の感覚でドライブしていると、澱のようにたまったストレスが氷解するのを感じました。
若いころに思っていた「老後はスポーツカーに乗りたい…」その答えがここにあったのか!と昔無くした宝物を見つけたような感覚に陥りました。

すぐにという訳にはいかないでしょうが、昔の夢が再燃しロードスターを買いたくなっちゃいました。
いやはや…ディーラーの思惑に乗せられてしまったかな?


Author:Chariketta
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