大腸内視鏡検査をやってきた
20年以上前にやった記憶がある大腸内視鏡検査を久しぶりにやってきた。
そもそものきっかけは4月末に腹痛になったこと。
大腸憩室が他人より多いこと、それにより腸壁が固くなっている可能性があること、それと年齢。
CTの画像を見ながら「検査した方がいいよ…」と医者に勧められれば断れない。
腹痛の様子からすぐにはできないとの事で、1ヶ月ほど先の検査と相成った。
腹痛がいつまでも収まらない時は「ガンかもしれない…」いや「人工肛門になるのか…」などと一刻も早く検査したいと望んでいたものの、いざ体調が良くなると検査のつらさに怖じ気づき、「イヤだなぁ…」と暗い気持ちで検査当日の朝を迎え、重い足取りで病院へとバスで向かった。
受付を済ませ待合室で他の患者の到着を待つ。
目の前には大量のボトルが置いてある。
これこそ大腸内視鏡検査で一番苦痛と言われる下剤の服用。
2リットルもの「ムーベン」を3~4時間掛けて飲む儀式が開幕する。
最初の二本程は冷えていることもあって、味も見た目もスポーツドリンクに近いそれを飲むことに苦痛は感じない。
しかし、大量のムーベンは次第にぬるくなり、お腹も苦しく便意も頻発するに従い飲むことに苦痛…いや拒否感を感じ始める。
自転車を乗る者ならわかると思うが、ぬるくなったスポーツドリンクを飲み下すあの不味さとつらさを…それも自らの意志で止められず看護士のOKが出るまで延々に…
(この先は気持ちの余裕が無く写真なし…)
飲んではトイレに行き、用を足した後は看護士を呼んで色を見てもらうを繰り返す。
時折飲むただの水が何と甘いことか…。
病院の受付を終えてから6時間余り、やっとで検査OKの許可が出る。
しかし、ここから先がまだ長く、ドクターの都合から更に1時間待たされ、15時半ごろ検査開始。
検査台に横たわり、血圧と脈拍を測定する機械を付けられ、更に鎮静剤代わりの麻酔を注射される。
眠ってしまうことは無いが、意識が朦朧としていて内視鏡を入れられていることとお腹が張ることはわかるが、痛い苦しいというほどではない。
私の前に検査室に入った女性が「痛~い…痛い!」と、まるでお産時のように叫んでいる声が控え室まで聞こえてきたので否応無しに緊張していたが、そんな緊張は杞憂に終わった…。
ものの30分ほどで検査終了。
大腸憩室が多めにあるもののポリープもガンの兆候も無しとのお墨付きをもらい一安心。
あとは麻酔が抜けるまで一時間程回復室のベッドで一休みし、会計書類をしっかり渡されて無罪放免…
金額は6000円
ポリープ除去や生検などが無く検査だけとはいえ、多くの医療関係者が関わったり機器を使ったりした割には安く済んで大助かり。
色々と取り沙汰されているものの、国民皆保険の制度はこの国で誇れる少ないものの一つだと思う。
まあ、いずれにしても安心した…。
しかしなぁ…注射した麻酔は結構キツく、翌日の朝まで残り、朝は起きれないし午前中はだるいしで、仕事などできない状態…。
連休を取っておいて正解だった。
さて…何キロやせたかなぁ…。
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