姥ヶ池 弁天様から志ミず道 探訪

今年はへび年…
「白蛇は弁財天の化身」というわけで、図書館に本を返す道すがら「姥ヶ池 弁天様」にお参りをし、清水の古道の一つ「志ミず道」も巡ってみた。

静岡に長年住んでいながら、その存在を知らなかった「姥ヶ池」
葛飾北斎の富嶽三十六景·駿州江尻に描かれているのがその池とのこと。

この絵だと姥ヶ池の手前(西側)から富士山を見る構図で書かれているようで、手前からグイッと曲がって左に切れている道が東海道で奥の方で右に分かれている道が「清水湊」へと向かう古道「志ミづ道」その奥に「姥ヶ池」が描かれてらしい…

でも…実際はその配置はありえない構図…まあ、北斎の浮世絵だからねぇ…実際に見て書いたわけじゃないから仕方ないね。

訪れてみると拡張整備された県道と住宅地の間にちょこんとある水溜りのような池。

この池には伝説が残されていて「姥かいな」と声を掛けるとブクブクと泡が湧くとのこと…
伝説は画像を見てね…

ものは試しと池に向かって「姥かいな…姥かいな…」と言ってみると泡が湧くではないか…

1200年前にこの池に身を投げた姥が私の呼びかけに応えてくれたのか…いやいや…ただのメタンガスなのか…

そんな姥の応えかけのあと、祠の弁天様に「財運上昇」と現実的なお願いをする。

こちらは何も応えてくれない。
新年だから神様も忙しいのだろう…

ささやかなお賽銭を収めてから旧東海道を東に進み、追分ようかん本店の脇の「追分道標石碑」から「志ミず道」に入り図書館へと向かう。

無事、図書館に本を返却し、そのまま志ミず道を清水港方向に向かい、志ミず道の終点である港町に復元された「清水次郎長が開いた船宿・末廣」で写真を撮る。

あとはそのまま港に向かい缶コーヒーを飲んで一休み。

このお正月休み…ずっと小春日和の陽気…富士山の雪も風で飛ばされ薄くなってしまった。
穏やかなお正月でよかったね。