人工関節について語ろう Vol.2

「人工関節はちょっとまて…」この言葉には大いに同感…
でも、この書籍が推す新療法は甚だ疑問…

後悔先に立たずとはよく言ったものだ。

自分自身の足に人工関節を入れておきながら、「やはり人工関節は入れない方がいいな…」という思いが日に日に強くなっている。

というのも、足の筋力が思った以上に戻らず、痛みやら動作の不良やらで難儀しているからだ。

根本の問題は足の筋力低下。

度重なる入院と手術。おまけに、手術の半年ほど前から杖無しでは歩けない状態。
入院前の足の筋力は予想以上に低かったようで、三回目の手術とその後の安静が、「とどめ」と言ってよいほど、足の筋力低下を進めてしまった。

はっきり言って、膝はガクガク。

膝であれ他の関節であれ、関節そのものより、その周りを覆う筋肉や腱が大事なのだと痛感する。
そうだよなぁ…扉の蝶番だってそれを支える釘がボロボロなら役にたたないよなぁ…。

人間、近視眼的に問題のある所そのものに目が行ってしまいがち。でも、より注目すべきは周りの状況。
病気の内容にもよるが、痛さの原因が膝関節そのものにあったとしても、解決の鍵は筋肉にある場合がある。
膝周りの筋肉を鍛える事で人工関節への置換や他の手術を先延ばしにできる可能性は非常に高い。
それには地味な筋トレなど、地道な努力が必要。

その地道な努力を避け安易な結果を求めた結果、後悔の海を泳がされている。

私の膝は今やもうどうすることも出来ない。
絶える事のない痛みと、衰えて力が回復しない足が、人工関節のコンポーネントとともに人生の終わりまで付き従う。

選択できるのは若くして車椅子や寝たきりの生活になるかならないか…。
なる選択だけはしたくない。
そんな選択をせざるを得なくした自分の過ちを今さら後悔しても始まらないが、やはり悔やむ。

せめて他人には私と同じ後悔を味わうことのないように、近視眼的な判断はしないでほしい。