クロモリは重いのか…

2021年1月1日

とある有名な個人で運営している自転車サイトで、「クロモリは重い…街乗り専用なら良いけど…」とカーボンバイク一択とも取れる記事がアップされていた。

膝が悪い故に、クロモリ(スチールバイク)のみを利用している私としては、何とも了見の狭い事を言うものよ…と、情けなさすら感じられた。

クロモリバイク…確かに重量だけ見れば、最新のカーボンバイクより1~2キロほど重いかもしれない。

しかし、その重さがデメリットとなる場は、一般人がツーリングに使う上でどれだけあるだろうか。

坂道で遅い…と、かのサイトではのたまう。
確かに、負担にはなるかもしれないが、その差は持参する荷物で相殺される程度ではないだろうか…。
そんな程度の重さで「クロモリは重い…坂が大変…」などと、実際に乗ってもいずによく言えたものだと思う。

本当にクロモリバイクは重いのか…。
「Cycling time」というサイトのコラムに「クロモリが重いという先入観をマーケットに植え付けたのは誰か?クロモリを知らない世代の業界人が口にする「クロモリは重い」という形骸化したミスリード」という記事があった。

よく耳にする「クロモリは重い…疲れる…」という話に「いやいや…そうじゃないのよ…」と常日頃思っていた私にとって「その通り!」と膝を打つ内容の記事だ。

この記事が表すように、乗ったことのないのにミスリードする記事が蔓延している。
カーボンは確かに良い…ただ、クロモリはクロモリの良さがあるのにただ重いという先入観だけで否定する記事は勘弁してもらいたい。

Chain Reaction Cycles