ガス抜きサイクリング

年明けから騒がれ始めた新型コロナ。
疫病は中国だけに収まらず、あれよあれよという間に世界中が感染におののく状態となってしまった。
我が国では責任を取りたがらない政府の愚策により、国全体がストレスでいつ爆発してもおかしくない状態に陥っている。

そんな時ほど個人としてのストレス対策が重要…という言い訳のもと、ささくれ立った気持ちを鎮めるため、2時間ほどサイクリングに行ってきた。

新型コロナに移らない・移さない対策として「密閉」「密集」「密接」の「三密」を避けるよう国はアナウンスしている。
その上で「屋外での運動は良い」と言ってはいるが、いまだに「どの程度がいいのか…」という情報は混乱しており、巷では公園まで閉鎖する事態となっている。

そのため、屋外でのサイクリングはできるだけ人と会わない時間・場所を選んで楽しむのが「サイクリストとしてのたしなみ」となっている。
「やましいこと」をしている訳ではないのだが、なんだか「いけないこと」をしているかのようだ…。

さて、選んだのは先週の土曜日と同じ「伊佐布から吉原」に抜ける道。後半に少々アレンジを加え興津川の承元寺まで足を延ばしてみた。

山間の吉原は霧が出やすく良質のお茶が生産される。

いつもならこの時期だとお茶を蒸す良い香りが漂ってくるのだが、時間の関係かそれともコロナの関係か、共同茶工場からお茶の香りは漂ってこない。

少々寂しい思いを抱きながら、ひなびたお社で一休みし手を合わせる。
先週も同じ思いで神様にお願いしたが、この時期いくら「コロナ平癒」を祈っても足りないということはないだろう。

伊佐布からここまでの坂道でかいた汗が引いた頃合いを見て吉原を後にする。

吉原からは「山切川」沿いを下り、「庵原川」との合流あたりから進路を東に取り興津方面へ向かう。

興津からは甲州街道を北進し、承元寺というところで再び休憩してから帰路につく。
時間にして2時間、約38キロのサイクリング…ガス抜きはできたかな?