特別定額給付金を申請してみた

2021年1月1日

給付金10万円の申請が私が住む静岡でも開始され、過去に取得しながらも一度たりとも出番がなかった「マイナンバーカード」を使ってオンライン申請をしてみた。

パソコンでの申請で必要なのは、カードリーダーとデジカメもしくはスキャナーが周辺機器では必須。
マイナンバーカードはもちろんだが、申請の際に記入したパスワードの控え(記憶している人は別…)も必要となる。

ただ、パスワードで確認すべき点はパスワードの有効期限が切れていないか…。
切れている場合は申請できないので、カードに書かれた有効期限を確認することが大事だ。

必要なものを手元に置いて「いざ申請!」と行きたいが、環境によってはカードリーダーのファームウェアの更新やマイナンバーカード読み取りに必要なドライバのインストール、そして、chromeのブラウザを使う場合は拡張機能のインストールが必要となる。
もちろん、マイナポータルの登録も必要。

この事前準備が結構面倒なうえやることも多い。

詳しくは、使っているカードリーダーのメーカーサイトや、マイナポータルのサイトで確認してほしい。
特に「はじめて利用される方」のページはじっくりと確認し万全を期する必要があるだろう。

あとは、通帳などを撮影してパソコンに取り込んでおく。

ここまでの準備で結構な労力を費やしめげそうになるが、ここまで来ればあとはマイナポータルサイトで申請をするのみ。

マイナポータルサイトを開き、自分の居住地で特別定額給付金の申請が可能か否かを調べたのち、可能ならマイナンバーカードを使ってログインして申請開始。

申請そのものは必要事項に入力をするのみで、別段難しい事はない。
ただ、環境チェックの画面で申請の為の環境が整っていない場合は先に進めなかったり、パスワードの入力で、どのパスワードを入れるのか戸惑う場合があるかもしれない。
まあ、落ち着いて画面を見ながら入力すればいいだろう。

申請者(世帯主)の情報や同居者の情報を間違いなく入れ、準備段階でパソコンに取り込んでおいた通帳などの画像を指定し、サクサクと申請を進める。

一つ気をつけてほしいのは、振込先の証明として取り込む画像情報だが、これは可能なら通帳であることが望ましい。
というのも、申請において振込先名義のカタカナ表記の入力と証明が必須であるため、キャッシュカードだと場合によってはカードにローマ字でのみしか明示されていない。
その場合、申請が却下されるかもしれない。

私の場合は、通帳の表紙と内側の第一面をスキャンして添付した。
しかしながら、最近はネットバンクなど通帳が無い場合も少なくない。
その場合は何を振込先証明書類とするのか今ひとつわからない。申請先の自治体に確認した方が良いだろう。

ここまで来ればフィニッシュまであと一息…。
電子署名の付与や確認画面が出るので内容を慎重に確認して申請ボタンをクリックしよう。

支障なく申請が完了したなら、登録したメールアドレス宛てにメールが届くと同時に、申請内容を印刷したりダウンロードしたりできる画面に遷移するので、印刷やローカル環境にデータをダウンロードして申請内容をしっかり保存しておこう。

万が一ということは無いだろうが、何か問題があった時の証明になる。
ただ、CSVデータもダウンロードできるのだが、文字コードが異なるのか文字化けして全く読めない。
まあ、他のPDFデータで事足りのでCSVデータが有ろうが無かろうが問題ないが、少々だらしがない。

結構簡単に申請できたものの、これをスマホだけで完結させようとするのは骨が折れるかもしれない。
パソコンも疎い、スマホはなお疎いと思う人は、素直に書類での申請を検討した方が良い。
また、世帯主が一括して請求し、なおかつ一つの口座に一括しての振り込みとなるので、何らかの事情で家を出ている(世帯主と一緒に住めない)人はオンラインでの申請はできないと同時に、世帯主に給付金を取られてしまう恐れもある。
そのような場合はどうするのか、マイナポータル上での対策は取られていないので、特殊な事情を抱えている人は、早めに自治体に相談した方が良いだろう。

実際に電子申請をしてみたが、便利さの反面危うさもまだあると実感したし、元web専門家としては、もう少し使いやすいサイトであってほしいと感じた。

まあ、何はともあれ申請は終わった。
あとは入金を待つだけだが、いつになるかはわからない。
気長に待とう…。

 

その他,日常

Posted by chariketta