カテーテル手術から3週間が過ぎ…
心臓のカテーテル手術から3週間が過ぎ、退院後初めての診察でも「問題ないですね…」と主治医からお墨付きをもらう事ができた。
運動についても心拍数の上限はあるものの「散歩」以上の運動が可能となり、梅雨の合間の夏日に3ヶ月近く振りのポタリングに出掛けてみた。
医者からは問題ないと言われたものの、問題ないのは手術後の経過であって、私の体が健康に回復したという訳ではない。
いまだに体はだるいし胸の違和感もまだある。おまけに薬の影響で体中も痒い。
本当に体調が落ち着くまでには3ヶ月ぐらい掛かるらしい。
まあ、場所が場所だけに無理は禁物。
運動は120拍以下の心拍数に制限され、運動時間も30分から1時間以内。週に3回程度の回数。
運動というよりリハビリと言った方が妥当だ。
この一年近くまともに運動できずに落ちた体力と10キロ近く増えた体重のため、今の私じゃ120以下の心拍だとママチャリを漕ぐオバサンと大差ないスピードでしか走れない。
昔はこんなじゃなかったのに…と恨み節が口を衝いて出る。
病気のため致し方ないとはいえ、落ちた体力は想像以上。
ゼロから始めるなんてもんじゃなくマイナスからの再出発だ。
まるで穴の空いたバケツで水を汲むような体力づくり。
元の体力に戻すのには動けなかった時期の3倍の時間を要するという。
少なくとも10年…もしかしたら20年ほど続くであろう我が残りの人生を健康に過ごすためには必要な事ではあるが、気が遠くなる。
「人生は重荷を背負って歩くがごとく…」と「どうする…」の人が言ったとやら…。
正しくその通り。特に健康な体でなきゃ更に重荷は重くなる。
何にもまして健康は大切だね…思い知ったよ…。
