母…再び入院

94歳の誕生日を何とか迎えた母…再び入院した。

今回は尿路感染感染症による発熱ということだけれど、本人が訴える症状と病状が異なっている点が多く、その原因究明を含めた入院となってしまった。

94歳…
先日葬儀を終えた叔母さんが92歳。
その際のブログに「そろそろ覚悟しとかなきゃ…」と書いたけど、今まさにその覚悟を決めなきゃならない時が近づいているのかもしれない。

長生きしてほしい…100歳まで生きてほしい…
子としてはそう願うが、病院のベッドに点滴の管で繋がれ横になっている母の姿を見ていると、そんな願いは子のわがままのように思えてくる。

口癖のように言っていた「長く生き過ぎたよ…」
もしかしたらこの言葉が真理なのかもしれない。

命からがら満洲から引き上げ、山形の田舎から静岡に嫁ぎ、うるさい小姑に翻弄され、子供には散々苦労させられ、晩年は老人性鬱で元気をなくした母…

そろそろ重荷を下ろす頃なのかもしれない。

この先は母本人が決めること…私はそれを受け入れるしかない。

「人生は重き荷物を背負って歩むが如し…」

「これ以上重い荷物を背負わなくていいよ…」
浅い息をして眠っている母を見てそう思った。

 







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Posted by chariketta