三車三様

毎月恒例の人工関節検診。
いつ見てもメカメカしい足のレントゲン写真にやるせない気持ちになる。

さて…連日の茹だるような暑さに、ニュースもワイドショーも「どこそこが日本一の暑さを記録!」などと、真夏に雪でも降ったかのようなお祭り騒ぎの様相…。
夏なんだから暑いのは当たり前なんですけど…。

そんな暑い中、チネリのスーパーコルサを駆ってサイクリングに行ってきた。

現在、稼動しているロードバイクは3台。それらの中で一番乗りやすく、速さを競わないサイクリングにマッチするのがこのバイクだ。

他に、コルナゴのマスターXライトとデローザのネオ・プリマートを所有しているが、そのいずれもレーシングバイクのDNAが強く、スチールフレームのバイクとしては硬めで、ゆったりとしたケイデンスで走らせると走りに違和感が出る。

しかし、スーパーコルサは出自がレーシングバイクでも、設計が古いせいかチューブのグレードが違うせいかわからないが、ゆったりとした走りで感じるフレームのウイップが絶妙で、70回転ほどのペダリングではいつまでも走っていられそうな感覚に陥る。
マスターやネオプリではさらにワンランク早いペダリングにならないと気持ちよく走れないので、のんびりポタリングとはなかなかいかない。

カーボンバイクに乗り慣れた人の場合は「ダルいバイク」と感じるかもしれないが、この「ダルさ」が膝の手術をしてから好印象を抱くようになってしまった。

カーボンバイク全盛の今、スチールフレームのバイクは前時代的なものとなってしまったようで、街を走る姿を見ることは少なくなってしまった。
とはいえ、同じ材質同じ見た目であっても、設計思想やジオメトリーで驚くほど乗り味が変わり走った感触も異なるのを身をもって体感すると、「たかがスチールバイク…されどスチールバイク」とその深みにどんどん嵌ってしまう。

スピードやタイムを競う走りをしていては見落としてしまう…そんな楽しみにここ最近目覚めてしまった。