パチ物のジャージ

e-Bayを通じて注文したジャージとビブショーツが、やっとのこと中国から届いた。

いわゆる「パチ物」といわれる格安ジャージで、上下合わせて送料込み1900円弱という破格な値段だ。

注文したのが1月12日。北京の国際交換局に着いたのが1月21日。川崎の国際交換局に到着したのが26日。
同じ時にイギリスに注文したパーツが一週間経たずに届いたのに比べると、えらく時間がかかった感が否めない。
まあ、これがチャイナクオリティーなんだろう。

で…肝心のジャージなんだけど、値段の割には生地も縫製もしっかりしていて、以前のような「いかにも中国製…」といった、雑で粗悪な感じは一切しない。

強いて言えば裁断が前傾姿勢に合ったものではなく、ロードバイクの乗車姿勢を取ると胸元にだぶつきを感じるのと、シャモア(尻パッド)の大きさと位置に微妙な違和感を感じがするが、全体的な品質は値段以上だ。

ここ数年で中国製品のクオリティーは各段に上がったと実感する。

ただ、このジャージがそうであるように、有名ブランドの商品やデザインを無断でまねをして、当たり前のように販売するのはいかがなものだろう。

とは言うものの、私のように「安いから買っちゃえ!」という者がいる限りパチ物のジャージは無くならないだろう。

細かい点を見れば、日本製と中国製に品質の差があるのは事実で、中国製品は全体的に最後の詰めが甘い感じは否めないが、その差は微妙でとても小さく、技術的には日本と遜色ない。
あとは、真似ではなくデザインや企画のオリジナリティが加われば、中国製品は今以上に日本製品の市場を奪うことになろう。

さあ!どうする日本!

パチ物のジャージを購入してそんな思いが湧き上がった。