富士山麓サイクリング…戦車を見に行く

2019年8月21日

白糸の滝の東側にある「若獅子神社」に戦車を見に行ってきた。

いつものように由比・蒲原を経由して、富士川の雁堤から富士宮に向かう。

富士宮からは、県道414号線・朝霧富士宮線に並行している「中道往還」を辿りながら白糸方面に向かい高度を稼ぐ。

雁堤を後にしてから、ずっと登り…。
だらだらとした登りの中に、ガツンとした斜度の坂があり、予想外に体力を消耗する。

日は強くないものの、ジメジメとした暑さに汗が吹き出す。
コンビニのかち割り氷に助けられる。

ボトルに氷を入れ、残ったものは「キャメルバック」のように背中に背負い、程よく溶けたところでボトルに詰める。

汗だらだらの状態で狩宿の下馬桜に到着…東屋で体を冷やしバナナを補給。

桜の時期は多くの人出で賑わうが、この時期は人っ子一人いず、蝉の合唱だけがこだましている。

ここまで来れば、白糸の滝や若獅子神社はもうすぐ。
ひと登りすれば、ひょっこり白糸の滝近くに顔を出す。

本日は滝には寄らず「若獅子神社」へとハンドルを向ける。

若獅子神社は、旧日本陸軍少年戦車兵学校の跡地に昭和59年に創建された神社だ。
戦車兵の教官、生徒六百有余を祭神として祀り、サイパンから持ってきた戦車が安置されている。

所々にある銃弾の跡があるこの朽ち果てようとしている戦車の迫力に圧倒される。

私自身は戦争を知らない。
せいぜいスクリーンの中の戦争しか知らない。
だから、ややもすると戦争を肯定したり賛美する考えを持ってしまい、軍艦や戦闘機・最新の戦車を見ては「すげぇ!!」と思ってしまう。

確かにすごい…ただ、人を殺める道具の成れの果ての方がもっとすごい…。
この戦車から多くの人の叫び声が聞こえてきそうだ…

この戦車を見入っているうちに、これまでの暑さが嘘のように寒気を感じ始め、この場にいるのがとても辛くなってきた。
もう帰ろう…。

若獅子神社の後は県道72号線・富士白糸滝公園線を東進して奇石博物館の脇をかすめ、富士山スカイラインを経由して国道469号線を西に向かう。
下条の土井ファームでジェラート休憩にする。

牧場の搾りたて牛乳を使っているだけあってミルクの味が濃い。

ミルクジェラート以外に数種類のフレーバーがあるが、生の牛乳の味が楽しめるコレが一押しだ。

ジェラートで糖分を補給し、旧芝川町周辺をぐるぐるする。

富士チサンカントリークラブの辺りから脇道を通ってJR身延線沿線に出る。

脇道を通ったおかげで、富士宮の町並みを一望できる場所を見つけたり道祖神を見つけたり…。

早く走るだけがロードバイクの楽しみではない。
ゆっくり走るのも楽しみのひとつだ。

沼久保から芝川を経由し、富士川沿いを下って自宅へと戻る。

総走行距離は約120キロ。

暑さで体力を消耗したが、それ以上に「若獅子神社」で見た戦車の迫力にやられ、疲労感だけが強く残ったサイクリングだった。