御朱印ライドVol.7…阿波々神社他

自宅を起点にしたサイクリングも行き尽くした感じが強く、新しい刺激を求め、自転車を積み込んだ愛車で朝の東名高速を西に向かった。

到着した先は「大井川河川敷運動公園」
ここに車をデポして、富士山静岡空港から粟ヶ岳を目指す。

朝の冷たい空気が残る大井川の河川敷を後にし、まずは富士山静岡空港へ…。
吉田町の海沿いに近い県道を西に向かい、途中の「片岡住吉神社」で道中の安全を祈る。

あいにく神主さんが居らず御朱印を拝受できない。
まぁ、今日は縁が無かったという事だ。またの機会に頂ければ良い。

片岡住吉神社を後にし、牧之原台地を登り始める。
30分ほど5%程度の坂道を登り、富士山静岡空港に到着。

飛行機の到着時間ではないこともあって、利用客がほとんどいない閑散とした空港ロビーでコンビニコーヒーを啜る。

静かで落ち着きはするものの、余りにも閑散としすぎているため腰が落ち着かない。早々にに空港を後にし、牧之原大地の上を若干のアップダウンを繰り返しながら「粟ヶ岳」方面に走る。

新幹線の車窓から、山肌に「茶」の文字が浮かび上がる山が目にできるが、その山こそ「粟ヶ岳」である。
この地域ではヒルクライムやハイキングに人気がある山で、その頂上に「阿波々神社」があり、そこが今日のサイクリングのメインディッシュだ。

重量級の私にとってヒルクライムは禁忌に違いが、御朱印の為には避けて通る訳にもいかず、平均傾斜8%の坂を登り始める。
息も絶え絶え…半ば酸欠状態になりながら30分ほど掛かって阿波々神社に到着…無事御朱印をゲットする。

私の地元には日本平というヒルクライムに適した山がある。
そこに比べればここ粟ヶ岳は斜度もきつく道も狭く走りやすいとは言い難い。
しかし、山頂には展望台だけでなく小さいながらもカフェもあり、開放感あふれる景色の中、ゆっくりと休憩できるのがいい。

静岡から気軽に走りに来れる場所ではないが、また登りたくなる。

登りでかいた汗が十分に引いたところで、来た道を下り日坂に出る。

次なる目的地は事任八幡宮…。

ここで御朱印を拝受する。

意外にも人が多い。縁結びの神様という訳ではないのだが、若いカップルが多い。
御朱印ブームの一端だろうか…

さて、ここからは反転して帰路につく。

日坂の峠を越え、新金谷駅でSLを写真に収める。

あいにく窯に火が入ったSLは止まっていなかったが、メカメカしい黒光りした車体は見飽きることがない。

新金谷駅を後にして少し大井川を遡る。
金谷の少し上流に水道橋がある。
何のことはない橋ではあるが、主たる目的は農業用水路で、その上を渡れるというだけのことではあるが、物珍しさから足を延ばしてみた。

大井川の左岸から右岸まで一直線に伸びる道…その下をゴウゴウと水が流れる音が聞こえる。
気持ちの良い道だ…

対岸の県道を3キロほど川下に走ってから「大井川リバティ」のマラソンコースに入り、15キロ強走ればスタートの大井川河川敷運動公園に到着。

総走行距離は87キロほどで、獲得標高は約1000m。

途中の空港や粟ヶ岳山頂、神社などでゆっくりし過ぎたきらいもあり、朝8時に出発して着いたのは15時ほど…。
天気も良く風も無く、初冬の一日を気持ちの良いサイクリングで過ごすことができた。

Chain Reaction Cycles