御朱印ライド Vol.9…対面石八幡神社&松福本店 詣で

2020年1月10日

1月3日…。
穏やかな天気の下、11月に御朱印を頂けなかった「対面石八幡神社」ほか一社までひとっ走り行ってきた。

走り始めの7時頃はそれなりに肌寒さを感じたものの、日が上りはじめるとジャケットのジッパーを下げて風を通さないと暑苦しくさえ感じられる。

穏やかな陽気は良いが、あまりにも暖かくて本当に正月かと疑いたくなる。
せめてもの救いは澄み渡った青空にそびえる富士山がまさしく冬の装いである事だが、やはり例年に比べ雪は少ない。

いつもより車通りの少ない県道をひた走り、沼津市の原地区にある「高嶋酒造」に立ち寄る。

この酒造会社の脇に、酒造りの為に汲み上げた地下水が飲める水場がある。地元の人が多く訪れては水を汲んでいる。
ここで水を補給する。

目的地の「対面石八幡神社」まではあと一息…。富士山に磨かれた水に力をもらいペダルを回す。

前回は全くの空振りで御朱印を頂くことはかなわなかったが、今日ばかりは三が日ゆえ誰かしら社務所に詰めているだろう…。

果たしてその目論みは当たり、お参りのあと社務所で御朱印を拝受できた。

さて、お次は狩野川にかかる「あゆみ橋」近くにある「市場八幡神社」へ向かう。

こちらでも御朱印を拝受し境内を後にしようとしたとき、見慣れぬ「乙女の神」という祠が目についた。
物珍しい祠に、あらためて神主さんにその来歴を伺ったところ、はっきりとした事はわからず地域のお年寄りに聞いた話であるとのことわりの上で、地元のとある商店主が若くして亡くなった自らの娘さんを偲んで奉納したものではないか…と語ってくれた。

この神社でお祀りする「品陀和気命・ホムダワケノミコト(応神天皇・オウジンテンノウ)」とは何の縁も無いらしく「珍しいよねぇ…」と笑っていた。
乙女を自認する人もそうでない人も一度手を合わせてみてはどうだろうか…ご利益があるかどうかは私にはわからない。

さて、二社のお参りを済ませたあとは、この場所からそう遠くない「松福本店」へと向かう。

前回訪れてから結構気に入ってしまった松福本店…。今日はラーメンに負けず評判が良いチャーハンを食べたいと思い暖簾をくぐった。

11時半少し前なのに店内は満員…。15分ほど待ったのち席につき、半チャーハンと半盛のうまいラーメンを注文する。
待つことしばし…半盛とはいうものの、他の店では普通盛ぐらいのチャーハンと、こちらはそこそこ小さめのとんこつ醤油のうまいラーメンが運ばれてきた。

炭水化物の上に炭水化物…サイクリングで体を動かしているからこそOKなボリューム…。
でも、おいしいからスルリとお腹に収まってしまう。
いやぁ…クセになってしまう味だ。次は餃子を食べてみようか…。

お腹が満たされたところで「びゅうお」を見学して帰途につく。
ここからは走り慣れた太平洋岸自転車道。

傾き始めた日の光をきらきらと反射する穏やかな駿河湾を左手に見ながら、軽い追い風に背中を押されながら軽快にペダルを回す。

田子の浦に着いたのは午後2時少し前。
足の調子も良く体力にも余裕がある。時間もあることだし、富士駅前から富士宮へと前輪を向ける。

JR身延線に沿うように北上し、富士宮の市街地を避けるように小さな峠を越え、沼久保という所から富士川沿いを下り、後は富士川河口近くから旧東海道を西に進み自宅へと無事に到着。

本日の走行距離は約130キロ。
行動時間は約8時間…。
疲労感も少なく、気持ちの良いサイクリングだったが、実際の走行の時間は約5時間なので、疲れが少ないのは当たり前化も…。