正しく立春のサイクリング

静岡は正に春。まだ2月になったばっかりなのに…。
もう冬は終わったんじゃないかと思うほどの陽気の下、成り行き任せで西に向かってペダルを漕ぎ出した。

丸子から宇津ノ谷を越えて岡部・焼津に出る。

いつもは大正のトンネルを抜けるのだが、今日は岡部宿を通って明治のトンネルを抜けてみる。

朝早いこともあって岡部の宿もトンネルも人の気配がない。

今はトンネル内に明かりが灯っているが、30年近く前のこのトンネルは半ば崩れかけ、立ち入るのすら危ぶまれる状態だった。
それがいつの間にか整備され国の有形文化財になっている。

風を切りながら峠を駆け下り、岡部から大崩海岸を越えて静岡市街地に至る。
ここまでの距離は45キロほど。
お昼過ぎには帰宅しなければならないが、まだ時間もあるし距離も物足りない。

用宗から安倍川方面に向かい、安倍川を遡る。

途中、美和という地区の河川敷に植えられた河津桜がきれいに咲きそろっている。
先例のない暖冬ということもあるのか桜が咲く時期が早い。
ぽかぽかと暖かい日差しと相まって、もう春だなぁ…と実感する。

しばし休んで桜を愛でた後、鯨ヶ池から国道一号バイパス脇を走り、途中、さらに距離を稼ぐために庵原川を上って伊佐布から吉原、庵原を経由して自宅へと戻る。

距離にして95キロ。
程よい疲労と季節外れの微かな日焼けを残して本日のサイクリングが終了した。