散歩から始めよ…

体調を崩してから約1か月あまり。いろいろと悩み迷った…。
体調は徐々に安定を取り戻しつつあるが、精神的なダメージは予想以上に応えており、恥ずかしながら欝々とした日々を過ごしている。

しかし、少しづつではあるが動き出すことも必要…。
軽い運動の許可がドクターから出た事もあり、まずは散歩から始めることにした。

不眠というわけではないが、睡眠の質が悪いため眠りが浅く朝4時ごろには目覚めてしまう。

布団の中で悶々としながら体の奥底に小さいながらも力が湧いてくるのを待って起床し、朝食の支度や洗濯その他家事を済ませてから散歩に出掛ける。

ノンビリと歩を進めるウォーキングだから心拍数が上がりすぎる心配は無いが、念のため心拍数125を越えないように心拍計でモニターしながらゆっくり歩く。

考えることなく考えるには散歩が一番なのかもしれない。いろいろなことが脳裏に浮かぶ。

決して生き急いできたわけじゃないし、真面目に生きてきたわけでもない。
どちらかといえばいいかげんでちゃらんぽらんに生きてきた後悔ばかりの人生…。

因果応報なのかなぁ…などと思ったり、これからどうしようかなぁ…などと先の生き方を模索しながら街を歩くと、50数年生きてきて見慣れた街だったのに気づかなかったものが見えてくる。

ああ…港はこんなにキレイになったんだ…
こんなところにこんなオブジェがあったんだ…
こんな早くからたくさんの人が仕事に行くんだ…

10年ほど前に起こした交通事故で多くの大切なものを失い、失うことに恐ろしさは感じない。
しかし、このコロナ真っただ中の社会でいろいろなものを失うことになってしまった運命に対する畏れは大きい。

ただ、失うことによって得るものもある事は事実。
現に、何年かぶりのたかだか30分ほどの早朝の散歩で町の息吹のちょっとしたことに気づいたことは、体調を崩さなければこの先未来永劫気づかなかったかもしれない。

この先どのような人生が私を待っているかわからない。
でも、今日のようにゆっくりとした散歩から始めることで新しい道が開けるかもしれない…。
そう思いたい…。