神社のドラえもんとマンホールカード

2021年1月5日

官公庁や金融機関は仕事始めとなる1月4日。
マンホールカードの貰い初めに絶好の穏やかな天気の下、富士宮を経由して富士市まで走りに行ってきた。

いつものように「太平洋岸自転車道」を走って東に向かう。

由比の街を抜けた所で旧東海道を外れ、アップダウンのある東名高速の側道を走る。
ほぼまっ平らな県道を走っても面白くない。たまには違う道を走らなきゃ飽きてしまう。

いつもは折り返し点とする「富士川橋」を通り過ぎ、もう一つ上流に架かる「蓬莱橋」を目指す。

「富士川楽座」で休憩。

ここまで約1時間半。
若干の向かい風の中、私にしてはいいペースで走ってきた。

さてここから先は上り坂ばかり…。気合いを入れて走り出す。

「蓬莱橋」を渡り斜度7%ほどの坂に取り付く。
富士川から富士宮の市街地に抜けるこの道(県道76号)。道幅が狭い割には車通りが多く走りにくい。
おまけに上り坂だし路肩はほぼないに等しい…事故だけには遭いたくない…。

辛抱たまらず、途中のスイミングクラブがある地点でわき道にそれる。

わき道の入り口に「車両通行止め」の看板が立っているが、今日ばかりは許しておくれ…。
自己責任を肝に銘じそろりそろりとおとなしく走る…。

何ゆえに「車両通行止め」かわからないほど整備された林間の道を進むと、目の前に急坂が現れる。
ギアをインナーローにチェンジし喘ぎ喘ぎ急坂を越えると、ひょっこりと星山の集落に出た。

途端、真正面に広がる富士山…こんな場所があるとは知らなかった…何とまあ長閑な風景…
電線が富士山を横切ってしまうのが興ざめだけど、年明け早々良い景色の場所を見つけてちょっと興奮。
そんな興奮と急坂を上りきった体の火照りを鎮めるため、コーヒーを飲んで一息入れる。

自転車で走っていると思いがけずに素敵な場所に出会う。

この星山の里やそこから見る富士山も、車にばかり乗っていたら決して出会うことは無かっただろう。
得した気分をおみやげに星山の集落を抜け、走り慣れた県道176号・鷹岡柚木線を富士市方面に下る。

県道脇にある富知六所浅間神社に立ち寄り初詣…。
家族全員の健康と安全を祈願し「十分ご縁がありますように…」と15円をお賽銭箱に納める。

この神社は「ドラえもん神社」とも言われているらしく、境内には3D化されたドラえもんのキャラクターが鎮座している。

コレはスネ夫か…

お前は誰だ…

予想以上に混雑している神社を後にし、多くの車がひしめく富士市吉原地区を抜け、富士市を拠点としている「レバンテフジ静岡」の事務所脇を通り過ぎ、走り始めから3時間弱で岳南鉄道・吉原駅に到着。

お目当てのマンホールカードを駅員さんから受け取る。

さて、あとは自宅へGO!

田子の浦港を周り、シラス漁船が多く停泊する漁港を過ぎる。
ここからの富士山もまた違う顔を見せる。

たかが富士山…ただの山にすぎないが、周りの景色によって様々な雰囲気を醸し出す。
雑然とした街にそびえる富士山もまた素敵だ…。

富士川を国一バイパスの側道で渡り、来た道をトレースするように自宅へと戻る。

80キロ弱のサイクリング…さて、明日からはまた職業訓練…。
早いところ内定先の会社に勤め始めたいものだが、健康診断を済ませないと勤務開始日を決められない…歯痒いなぁ…。