フィアットパンダの水漏れ修理

マイカーのフィアットパンダ4×4から漂うクーラントの焼ける匂い。
半年ほど前から気になっていたものの、いよいよ冷却水の減りが早くなってきたため、地元のフィアットディーラーに修理をお願いした。

パンダに限らず同じツインエアーエンジンを使っているフィアット500にも、冷却水漏れが生じやすい所が何カ所かあるそうで、今回はウォーターポンプからの水漏れ。
原因のウォーターポンプを含めカバーなどを交換するはめとなった。

昨年の12ヶ月点検でサーモスタットは念のため交換しておいたが、8ヶ月経たずしてまた冷却水全交換せざるを得ない状況となり、受け取った見積書と銀行通帳を見比べながら「あの時手を入れれば良かった…」と苦々しく思った。

どのように修理をするのかはわからないが、他の修理工場での様子を見る限りさほど大掛かりな修理ではなさそう。
ただ、補器を動かすドライブベルト辺りをいじる事から予防的にドライブベルトとテンションプーリーも交換する。

修理は一泊二日で完了。
これで残りの鬼門であるリザーブタンクからの水漏れが生じるまでは冷却水系に手を入れる必要はなさそう。

しかし、総額7万超えの修理費は財布に優しくない。

あ~ぁ…と思いながら、水漏れがひどくなった場合に備えて車に積んでおいた、使う必要がなくなったカインズで買った2リットルで598円のクーラントを降ろそうと車の中を見回したら無くなっている。
もしかしたらディーラーで降ろしたのかと思い連絡すると「メカニックがこれを使うのかと勘違いして使いました」とのこと。

まあ、使うのは致し方ないけど1リットル2100円もするクーラントの費用3リットル分が請求されているし、すでに振り込み済み…
「口座に6930円返金します」とのことで一件落着だが、先に確認してほしいよね…まあ、車に積んでおいた私も悪いけどね…

一応念のために「安いクーラントで問題ない?」と聞いたところ「問題ないですよ…フィアットのクーラントは特殊なものじゃないですから…」との答え…
じゃあ、何で1リットル2100円もするの?
加えて、返金は3リットル分…車に積んであったクーラントは2リットル…差の1リットルは一体どこへ…?
おまけに積んであったのは原液ではないそのまま入れられるクーラント。

不信感を通り越して頭の中に鳴り響く警戒警報…。

改めてディーラーに確認したところ、希釈済みのクーラントをさらに薄めて投入したとのこと…
となると、入っている冷却水の濃度だと冬場に凍結してしまう可能性があるだけでなく、防錆性や防泡性もスポイルされ車に悪い影響を与えてしまう。看過できない。
腹立たしい気持ちを抑えながら再度の冷却水交換をお願いする。もちろん無償で…。

誤りを認め快く交換修理を応じてくれたものの、積んであったクーラントが無いことに気づかなければ使ってもいないメーカー純正クーラントにお金を払っただけでなく、車をも壊してしまうところだった。

ディーラーという信用もあることから新車購入時からこれまで車のホームドクターとして頼ってきたが、何も確認せず思い込みで作業をするメカニックのレベルの低さだけでなく会社としての横のつながりや連絡体制の無さにに呆れ返ってしまう。

幸いにもというより不幸にも再修理で冷却水を交換する事とはなったが、まさか1リットル2100円のクーラントを使う気にはならない。
カインズで古河の「らくらくクーラント」を再び購入して持ち込むことにしよう(5リットルで1580円)。

多分再修理を最後に車を預けることは無いだろう。年末に迫った車検は地元の修理工場に頼むとしよう。

何ともまあ腹立たしい…。