通販で自転車を買う

この八月末に実施される「自転車安全整備士」「自転車技士」試験に臨むため、実技試験用の自転車をAmazonから購入してみた。

購入したのは「アニマート」というブランドのクロスバイク。
実技試験用という目的であるためできるだけ安価で、試験後は売り払うことができるよう「それなり…」に見た目も品質もよさそうなものを選定した。

ポチッてから3日目には一抱えもする箱で到着。
早速梱包を解き、傷などと品質のチェックを行いつつ組み立てる。

俗にいう七分組みってやつだが、実際はほぼ8割がた出来上がっているといっても過言ではない。
これなら一通り自転車を触った人なら造作もなく組み立てできると思うが、実際にはこれでも組めずに難儀する人が少なくないのだから、世の中は自分の常識だけでは判断できない。

ネジというネジは潤滑されていないまま組み立てられているし、ホイールの回転はゴリゴリ…。
前輪を止めるクイックレリーズの動きは渋く、思い切り力を入れてレバーを止めないと前輪は外れそうなほどがたつきがある。
見てはいないが、ボトムブラケットやヘッド周りのグリス充填は最低限ではなかろうか…。

品質はそこらのホームセンターに並んでいるクロスバイクとほぼ同じようなもの。
組み立て精度や使っている部品の「しょぼさ」は「まぁ、こんなもんでしょう…」というところだが、リムテープやチューブ、タイヤなどの品質はコストダウンの影響で見るも無惨なものとなっている。

試験のため、梱包の一部はあえてそのままにしてあるが、組み立ててしまえば「それなりに良い自転車」に見えることは間違いない。
ただ…見た目と裏腹、私個人としてはただ組み立ててそのまま乗る…というのはリスクがありすぎて「御免だなぁ…」と思う。

手に入れたら、少なくともネジ部のグリスアップ、ヘッドとボトムブラケットのグリスアップ、ホイールハブのグリスアップと調整、ホイールの振れ調整だけは最低限行いたい。
他にも手を付けたいところはあるが、これだけやれば「もち」もだいぶ違うことと思う。

「通販の自転車は勧めない」とよく言われるが、実際に通販で購入した自転車を組み立ててみて、全面的に通販自転車反対とは言わないが、せめて最低限の整備調整ができる技術と装備を持っていない限り手を出すのはお勧めできない。

確かに値段が安いというのは魅力だが、値段が安いということはそれなりの理由があるということ。
自転車の場合はまず先に整備などの人件費が削られることになるから、そのものの寿命の低下にもつながるし、下手をすれば乗る人の安全にもかかわってくる。

試験に合格した暁には通販の自転車であってもしっかりと整備してあげることができる自転車整備士になりたいものだ。

なお、今回購入した「アニマート」の自転車は、安価なものの割には「ディレイラーハンガー」などの補修パーツも販売していることもあり、安心して乗ることができるブランドだと思う。

 







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Posted by chariketta