NASに接続できなくなる

2023年10月17日

今朝(9/5)から突然NASに接続できなくなってしまいました。

いつものようにネットワークのエラーだと思い、PCやNAS、メッシュWiFi機器の再起動を行ってみたのだけれど接続は一向に復活せず、これは5年物のNASが寿命を迎えたのか…と半ばあきらめかけていたところ、これまでとは違うメッセージが表示され、原因がPCのSMBプロトコルにある事が判明しました。

SMBv1プロトコルを有効化すればNASに接続できるのかもしれませんが、セキュリティーに問題のあるプロトコルを有効にしたくないし、ましてや有効化したとしてもMicrosoftの事情でまた無効になる可能性も否めないので、小手先の対応でお茶を濁すのも好ましくありません。

PCとNASの設定を改めて確認するとPCはDEPENDENCIES 欄でmrxsmb20 があるのでSMBv2。

NASは設定画面でSMBv2が有効となっているのが確認できる。

古いNASとはいえ、PCとNASの双方がSMBv2プロトコルに準拠したものであれば本来はファイル共有は問題なくできるではないか…?
そこが引っかかる。

改めてネット上の情報を検索すると、Microsoftのフォーラムで…

「Windows 10 バージョン 1709 と Windows Server 2019 以降、SMB2 と SMB3 のクライアントは、既定で次のアクションを許可しなくなります」
・リモート サーバーへのゲスト アカウント アクセス。
・無効な資格情報が指定された後で、ゲスト アカウントにフォールバックします。

すなわち、ゲストアカウントではリモート共有…すなわちNASにはできないってこと。

もしかしたらNASのゲストアカウントが生きているのでは?

再びNASの設定画面にアクセスし、ゲストアカウントの情報を確認すると有効になっているので、それを無効にしてパソコンからNASにアクセスすると何事もなくアクセスできるようになった。

いやはや…一時は5年以上たったNASなのでもう寿命か…と諦めていたのだけれど、基本に立ち返り冷静に対処したおかげでまだまだ活用できる。

とにもかくにも「よかった…よかった…」だけれど、耐用年数を考えればそろそろ機器の更新かな?