乗鞍高原に行ってきました
「私をスキーに連れてって」を契機に爆発したスキーブームの頃、毎年のように通っていた乗鞍…
行かなくなって久しいのだけれど、先日ふと思い出し30数年ぶりに行ってみました。
先日の「チェーン装着練習」もそのためだったのです。
中部横断自動車道ができた恩恵は大きく、平日なら3時間半ほどで着く計算。(以前は5時間はかかった…)
そのため、今回はスキーが目的ではないので、家をちょっと遅めに出て観光しながら向かってみることにした。
しかし、途中の諏訪の辺りから雪。
走り慣れていない雪道をドライブするだけの自信がないので、松本市内の観光はキャンセルして「信州ふくチャンネル」というYouTubeチャンネルで紹介されている「やまっちそば」を食べに、山形村・唐沢そば集落の「そば幸」に立ち寄ってみる。
唐沢そば…
この唐沢集落では特産の長芋がのった手打ちそば「やまっちそば」を提供している。
長芋とそばと言えば「とろろそば」だけれど、ここのモノは「細切りの山芋」がそばの上に載っていて名物として売り出している。
折角なので「てんぷら」をトッピングしてちょっと張り込む。
食道楽でもそば通でもないので気の利いたことは書けないが、コシのあるそばとシャキシャキの細切り山芋がこれまでにない食感で箸が進む。
食べ方がわからないのでつけ麺のように食べたのだけれど、ぶっかけで食べるのが王道らしい。
まるでお婆ちゃんの家に来たかのような素朴な民家で食べる「やまっちそば」おいしかったです。
お店を後にすると結構な勢いで雪が降っている。
しょろしょろ(静岡弁で「ぐずぐず」という意味)しているとたどり着けなくなる恐れがあるので、ちょっと早いけど予約した宿に向かうことにする。
この先は昨年夏の高山行の際もドライブしたけど、くねくねとしたカーブと狭いトンネルが連続する道。
夏でも気を遣う道なのに雪ともなると余計気を使う。
のんびり行くのが肝要だね…。
途中の道の駅で休憩しながら、今宵の宿である「ロッジコスモス」に着いたのは午後4時ちょっと前。
旅装を解いて少しゆっくりとした後、寒さとドライブの緊張でこわばった体を温泉でほぐす。
乗鞍温泉というと白濁して硫黄のにおいが強い温泉と記憶していたが、この宿では無色で刺激の少ない「すずらん温泉」のお湯を引いているとのこと。
白濁した温泉は乗鞍岳山腹から引いているお湯で、これを「乗鞍高原温泉」と呼んでいるとのこと。
乗鞍の温泉についてはこのサイトが詳しい…
湯船から見る雪景色は気持ちを和ませてくれ、ついつい長湯をしてしまう。
いくら刺激の少ない泉質とはいえ、あまりの長湯だと疲れてしまう…注意しなきゃね。
温泉を堪能した後は女将手作りの料理が待っている。
山の幸…特に山菜を中心にした料理だから、ペンションなんかで供されるガッツリした肉料理がが好きな人にはちょっと物足りないかもしれないが、還暦過ぎのお年の私にはちょうどいい…。
昔のスキー宿なんていうとだいたいこのような料理だった…地のモノがおいしい。
ごちそうさまでした…。
温泉に入りお腹も満たし、あとは寝るだけ。
静かな静かな雪国の宿で夜は更けていくのだった…
おやすみなさい…。
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは
思いっきり雪国ですね!
いいなぁ。うちは今年も無理かなぁ。。
中部横断自動車道って、なにそれ?と思いましたが、そちらからだとメチャクチャ便利そうですね。
縦の拘束がないなぁ。。と思ってましたが、こんなのができてるですね。
雪のない所で生まれ育ってるので、雪を見るとワクワクします(笑)
コメントありがとうございます。
初日から雪がバンバン降っていて「ザ・雪国」そのものでした。
乗鞍は結構な頻度で通っていましたが、その時は甲府辺りまでひたすら国道を北上し、時間がかかるだけならまだしも危険なドライブでした。
しかし、清水から甲府までの高規格道路(自動車専用道)ができたので、時間も節約できるしそれなりに安全になりました。
この中部横断自動車道もこれから清里を抜けて小諸までつながれば、静岡から長野まで楽に移動できるようになるでしょう。ただ、いつになるかわかりませんけど…。
とにかく、久しぶりの雪国で私もテンション上がっちゃいました。