ラレーのカスタム…フロントシングル化

フラットバーへの変更が無事に終わり、次なる作業はフロントクランクのシングル化。
もしかしたら、フラットバー化よりこちらの方が今回のモディファイの主たる目的だったりする。

昨年の7月にノーマルクランクでは重すぎるという理由で48-36Tのコンパクトに交換したが、通勤時ののんびりペースではアウター48を踏むことはほとんど無く、なんとなく無駄だなぁ…と感じていた。

というわけで、チェーントラブル防止とシンプル化、それとちょっとの軽量化を見込んでフロントシングル化をすることにした。

選んだチェーンリングはRACE FACE(レースフェイス)の Narrow Wide 110mm。
様々なメーカーからナローワイドのチェーンリングが売られているが、余り安いのも心配だし、かといって高いのも手を出しにくいので、6000円弱のこれにしてみた。

40tにするか38tにするか…。
通勤目的の平均速度が20キロにも満たないのんびりペースで走ることと、リアスプロケを12-28のまま変えたくないという理由で38tを選択。

まあ、走ってみて不満を感じるようなら大きいギアに交換すればいい。

もともと付いていたチェーンリングを外し、ついでにクランクそのものも車体から外しきれいにする。

フロントディレイラーは先日のフラットバー化の際に外してあるので、フレームなど汚れが溜まった場所もきれいにする。

新しいチェーンリングをクランクに取り付ける。

新しいチェーンリングをクランクのアウター側に付けるかインナー側に付けるかは主にスプロケのどちら側を使うかによって決める。

通勤ルートに坂はほとんど無く、トップギアから5~6段目を主に使っている。
ローギアに入れることは滅多に無いので、新しいチェーンリングはクランクのアウター側に取り付けることにした。
そうすれば常用の速度レンジでチェーンラインがまっすぐになりチェーンへの負担が少なくなる。

完全したクランクを車体に取り付け、あとはチェーンの長さを調整してギアの変速具合を確認。

リアをロー側に変速した時のチェーンラインが結構なたすき掛けになるが変速に不具合は無いしクランクを逆回転した際のチェーン落ちも無いのでこれでいいだろう。

あとはこれで実際に運用した上でギア比が適切なら大正解だ。
フロントディレイラーが無いだけで見た目がすっきりしたし、メンテナンスも楽になった。

さて、フラットバーロードと化したラレー。前傾も緩くなった。
ただ、その引き換えに見た目が相当に悪くなったのは認めざるを得ない。

実用本位で行った今回のカスタム。
総額で2万5千円ほどかかったが、それだけの費用をかけて満足いくものになったかどうかの答えは出ていない。
年齢的にも前傾がきつくなってきたこともあるからきっと無駄な出費ではないだろう。
そう思いたい。

PS…
フロントシングル化の作業については以下の動画が的確。
参考にしてください。