ポタリング

母親の介護だ入院だのと、自転車に乗る機会が殆ど無いまま立春が過ぎてしまった。

風はまだ冷たいものの陽の光はだいぶ温かみを含んいる。
予約した本を図書館に取りに行くのを口実に、初春の光を浴びにちょっと街中をポタリングしてきてみた。

自宅から図書館までは直線距離で1キロと少し。ポタリングにしては距離も時間も短すぎるので、ちょっと遠回りして港の方を回ってみる。

ここ清水の港では「再開発」をうたって「サッカースタジアム」やら「海洋文化施設」やらの箱モノの建設が動いている。
まあ、それはそれで悪い事とは言えないのだが、何でもかんでもぶち壊して新しいものを作るだけが「再開発」なのかと疑問に感じる。

旧国鉄三保線の跡地に並ぶ倉庫群も、リフォームなり整備すればおしゃれな一角を想像できると思うのだが、そういうところに目を付けないのは本当にもったいないことと思う。

この倉庫が今後どうなるか…どうも先行き暗い感じが漂っているが…できれば後世に残してもらいたい。これもまた財産だと思うのだけど…。

図書館では介護とお金に関するノウハウ本を借りてみた。
今回の母の入院で思い知ったのは、何をさておきお金が大事ということ。

決してきれいごとではなく切実な問題。
母だけでなく父も介護をしている私。これまでお金のことに関してはあまりタッチはしてこなかったがもう避けては通れない。

悲しくもこれが現実。受け入れなければならない。