自転車安全整備士・自転車技士の試験について Vol.4 当日の流れ

筆記試験の勉強実技試験の練習を十分行い…試験当日を迎えます。
最後に、試験当日の流れを説明しておきます。

試験は真夏の暑い時期…7月下旬から8月末に掛けて、全国数カ所の開場で分散して開催されます。

私は愛知県の試験会場で受験し、前日に会場となる岡崎まで移動しました。
宿泊費はかかりますが、近隣から出向くのでない限りできるだけ体力を温存するため前乗りした方が賢明です。

当日は午前9時に受付を開始。受付が完了したら自転車を試験会場に持ち込み、受験番号ごとに定められたスペースで準備作業を行います。

多数の受験者が一斉に自転車やら工具やらを持って移動します。
搬入時に「仕様にそった自転車かどうかのチェック」が入りますので、作業エリアまでたどり着くまでに時間がかかります。
できるだけ早く受付を済ませるのと同時に、台車などを活用して効率よく移動しなければその後の作業に支障が生じてしまいます。

工具を並べ、自転車を七部組みほどの状態に分解して試験前の準備作業を完了させます。
準備作業後試験官のチェックが入ります。

チェック完了後、試験の説明が行われ、まずは25分間の分解作業の試験から始まります。
分解後は改めて試験官のチェックが入ります。
これも試験の一部ですから、そこでミスが見つかると不合格となります。

その後、80分間の組み立ての試験が始まり、まったくの余裕なく試験終了。
工具などの片付け・・・そして昼食休憩をはさんでの筆記試験・面接試験まで怒涛の如く時間が流れていきます。

筆記試験は安全整備士・技士それぞれの問題と解答用マークシートが渡され、制限時間内に問題を解きます。
十分に試験対策をしたのなら、時間が足りないということはないと思います。

その後、実技試験の最終確認の終った自転車を受け取り、休憩をはさんで安全整備士の面接試験を行います。

今回の試験では、受験番号順に4人づつが一つのブースで面接を行いました。
これは安全知識があるかどうかを確認する程度のもので、人物選考のような感じです。余程変な事を言わない限り落ちることはないでしょう。

これで丸一日を費やした試験は無事終了です。

帰り支度を済ませ午後4時半ごろ帰途につきました。
暑い最中の試験で予想以上に体力も神経もすり減らし、思いのほか「疲れたなぁ…」という印象です。

あとは10月初旬の試験結果を待つのみです。

これで自転車安全整備士と自転車技士の試験についての説明は終了です。
これから受験する方の参考になればよいのですが・・・